Canna(ユーミンコピーバンド)
出会い
5年程前、私は”Canna”(カンナ)という、ユーミンコピーバンド(バンマス的には”ユーミントリビュートバンド”と言っていました)に加入して歌っていました。世の中にはいくつものメンバー募集and加入希望掲示板のようなサイトがあり、それぞれジャンルとか性別とか年齢とか容姿とかね、リクエストを載せて募るんです。
女性の場合は、年齢と容姿に拘る男性が結構います。バンドのメンバー募集については長くなるのでまた別の日にするとして、全国各地から色々な投稿が寄せられています。
ある日、今まではソロが多かったのでバンドでも歌ってみたくなりメンバー募集サイトに登録しました。当初、松田聖子かWhitneyHoustonのVocal募集を探していたのですが、あいくに見つからず・・・。そこで浮かんだのがユーミン、松任谷由実さんでした。そうしたら、あったんですね〜。ちょうどVocalさんが脱退したとのことで、ダメもとでという気持ちでオーディションに行きました。
もともとユーミンのライブが好きで、よく通っていたんです。逗子や苗場も行きました。特にみなさんによく知られている歌『リフレインが叫んでる』とか『真夏の夜の夢』あたりの時代です。ユーミンのライブパフォーマンスが好きで、いつか真似してみたいなんて思っていたこともあって・・・。
オーディション
でもダメもと・・・そうなんです、本当にダメもと。実は私、ユーミンのキーが合わなかったんです^^;。ちょうど地声と裏声の狭間に主旋律があるので、声が安定しなくて声にならない音もあったりしてました。
「これ以上地声を張ったら次の音が出なくなる〜!!」
みたいな。
でも、その声や歌い方を凌駕するだけのダンスとか振りといったパフォーマンスで目立とう!とオーディションに臨みました。ダメもとと言っても、やるからには爪痕くらいは残したかったんです。
どうやら、爪痕は残せたようで、バンマス的には他に良い人もいて悩んだらしいのですが、”踊る”という点をかってもらい、晴れて加入が決まりました。
歌ってみたら・・・やっぱり
・・・きつかったです。正直言うと。苦手な音域やキーの歌を徹底的に歌えば歌い手としての幅も広がる!と信じておりました。それに、ユーミンのライブパフォーマンスへの思い入れもあったし、その点については誰にも負けない!くらいの気持ちがあったし。
ははは、ライブ後の動画を見てびっくり!いやー下手なんです。笑っちゃうくらい。こんなこと、当時は恥ずかしいしプライドもあったのであんまり言えなかったけれど、うん、下手でしたね。
こんな感じでした。
でもね・・・、ダメならダメなだけ愛おしいんです。ダメな自分が。
がんばってがんばってがんばって歌ってるんです。そのがんばってる感がうざいってことも言えますけれど(笑)
でも、このとき、このメンバーでしか出来なかったことをやったなって、心底そう思います。
水の影
『水の影』という曲がライブ候補にあがったかあがらなかったか・・・。記憶が定かではないのですが、結構地味目なので映像のようなギラギラ感とは合わなかったかな?
この曲の間奏部分では、バイオリンかな?弦楽器でメロディを奏でているんです。私はその部分を、ちょっと二胡っぽく、スキャットしたいとずっと前から思っていました。
なので、トコトコラジオでは、1コーラスだけですが、完全アカペラでエンディングにスキャットを歌っています。
ゑり音